2002年7月24日
絵の島だより・その2


 わたしは、夕陽を見るのが好きだ。が、夏はあまりお勧めできません。水蒸気が多くていつも空が白っぽくて、わたしの心のようにすっきりとしておりません。

 ま、この間の夏至の時、太陽がどこに沈むのか見定めようと思って、弁天橋の「はまゆう」で、4時頃から一杯飲りながらねばってみたけど、お日さまはなかなか沈もうとしないのですよ。結局、焼酎のウコン割りを6杯も飲むはめになり、わたしの方が沈没しそうになっちゃいました。高いところでぐずぐずしていた太陽が、ようやく大山のてっぺんに沈んだのは、6時を過ぎていましたよ。

 去年の冬至の時も、同じ場所で夕陽の沈むのを見ていたが、あの時は親友のNさんを亡くしたばっかりの時で、いろんな思いが浮かんでは消え、消えては浮かびで、しんみりと見つめていたのだけど、冬の夕陽は、あっという間に沈んでしまうのですよ。けど、その残照というのがこれまたすばらしいんですね。中天は濃い藍色で、赤や紫やオレンジ色が、踊りながら山際にたゆたって、最後には山の稜線がかすかに感じられるくらいの、なんていうか薄いオレンジ色を消し忘れたような・・・彼もあの辺で今ごろ、ふわふわただよってるのかなあなんて思いながら、わたしはしっかり熱燗をのんでいたっけ。

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