2002年11月17日
ペー介通信・その6
脱走犯の潜伏先・1
パソコンの机の裏側をかじって寝床にしようとしたが諦めたらしい。なぜか前にためていたピーナッツがある。
脱走犯の潜伏先・2
タンス横の段ボールの裏。ここで身柄を確保。

「ステイーブ・マッサオの大脱走」

 またまたおやじさんが酔っぱらって御帰宅の時、おいらを腹の上に載せてそのまま高いびきです。朝になってお母さんがおいらの小屋を覗いて、素っ頓狂な声を上げて、おやじさんを怒鳴りつけてました。「ぺー介がいないわよ。またあんたが外に出して、そのまま寝ちゃったんでしょ。」

 それから二人して、あっちの隅っこ、こっちの下を覗いては、大騒ぎで探し回ってましたね。おやじさんがいびきをかきだしてから、腹の上から滑り降りておいらが最初に向かったのは、昔おやじさんがつれていってくれたことのあるパソコンの部屋で、あっちこっち居心地のよさそうなところを探し回って、結局パソコンを置いてある机の下にもぐり込んで、そこで寝床を作ろうと思ってガリガリ机をかじってはみたけど、でき上がるころには夜が明けてしまうと思って、そこはあきらめましたよ。

 昔、隣の部屋の押し入れに隠れたことがあったのを思い出して、そっちに向かいました。その部屋は北に位置してるもんだからなんとも寒いったらありゃ〜しない。もたもたしてると凍え死んじゃいそうなので、急いで暖かなねぐらを見つけなくっちゃあ。

 押し入れは迷路のようにいろいろ入り組んでいて、時間的に無理なので、タンスの横の段ボールの箱の裏にもぐり込んで、ようやく一息つきました。ビニール袋があったので、それでなんとか寝床を作ってようやくうつらうつらしてました。

 そのうちおやじさんの声が近づいてきて、おいらも目を覚ましたけど、じ〜っと息をひそめてたんだけど、おやじさんはずるいっすよ〜。おいらの大好きなピスタッチオをカチャカチャ鳴らすんですよ。あの音を聞いちゃあ、じっとしてはいられませんよ。おかげでビニール袋の寝床がカサカサ音を立てて、おいらの大脱走も一巻の終わりとあいなった次第です。

 それからの2日間は、おいらはぐったりして、寝てばっかり。なにせこの年であんな大旅行をしたもんだから、疲れたなあ、本当。

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